“地域の台所“の機能とぬくもり守り続けて…

“地域の台所“の機能とぬくもり守り続けて…

「商いの原点」示した飯島一雄氏の食品スーパー経営報告

 10月26日、フローラ西船で開かれた10月例会は、食品スーパー経営に新境地を見せる(有)島一商事の社長・飯島一雄氏を招き、「地域づくりとネットワーク」をテーマに経営報告を聞きました。他支部からの会員を含む23名が参加しました。

農業が嫌で食品スーパー開店

  飯島氏は、農業の両親が苦労する 姿を見て育ち、他の職業に付きたいと切実に思うようになったとのこと。当時‘船橋のチベット’と言われた市北部の小室町団地内で、27歳の時小規模食品スーパーを開店。見よう見まねの店作りと経営を無我夢中でしてきたといいます。

商圏に続々とスーパーが進出

 しかし、間もなく周辺の人口が激増し、これに伴って大手・中堅のスーパーマーケットが続々と進出。経営は売り上げの大幅ダウン・社員のモチベーションや接客マナーの低下・社員の激しい入れ替わりなど、経営の危機にさらされます。「やめようか」とさえ思う日々の中で、飯島氏を支えたのは、家族と真面目な社員・店に通い続けてくれるなじみのお客様でした。「この人たちのために頑張る」…飯島氏は腹を固めました。   中小の食品スーパー事業者自らが協力して作ったボランタリーチェーン「全日食」との連携も強め、経営の建て直しにまい進します。

同友会の「経営指針セミナー」で多くの気づき

 この時期に同友会の「経営指針セミナー」の呼びかけに出会い、思い切って参加。「何のために経営しているのか」、「食品スーパーの存在意義は何か」、「会社をだめにしているのは社長自身」など、仲間からの鋭い指摘に多くのことに気づかされたといいます。

自分の変化に連れて、社員も変化

 「社員を常に監視していた」自分が、経営者と社員との価値観の違いに気づき、「すりあわせを大切にし、ベクトルを合わせる」努力を始めると、社員に少しずつ変化が現れました。自己中心的な社員が全体を考えるようになり、「何をしなければならないか」を発言し始めたといいます。

地域の台所の役割とぬくもり

 現在、西船橋と夏見にも店舗を展開。安全・安心の商品とサービスを実現するため、地域の豆腐・せんべい・農産物の生産者などとのネットワークを築こうとしています。   特に力を入れるのは、高齢化したお客層への対応。手作り食の提案・没後清算方式によるサービスの提供・電気/造園/エクステリアなど高齢者の幅広い生活要求への対応などに事業展望を感じるといいます。

今こそ同友会のネットワークを生かそう

 飯島氏は最後に「船橋を人が住み続けたい魅力ある街にする上で、同友会やその異業種ネットワークがもっと何かできるのではないか」と、船橋支部が何らかの地域展開の端緒を開くよう提起しました。   地域にとって‘毛細血管’のようなきめ細かさとぬくもりを持つ食品スーパーの経営を行う飯島氏の経営報告と問題提起は、参加者に大きなパワーと示唆を与えてくれました。                           (広報委員会 人見記)

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カテゴリ: 船橋支部例会

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