中小企業家同友会 船橋支部

2005年以前 


<10月例会プレーバック>(概要報告) 2005.10.18

 「6年目の理想と現実」〜新規事業への挑戦〜
     報告者:潟tューチャーリンクネットワーク・石井丈晴社長

    「地域情報誌出版」の新規事業開始を決意
 10月18日フローラ西船で開かれた10月例会は、20名の経営者が参加し、「6年目の理想と現実〜新規事業への挑戦〜」と題して、現在のWeb事業と併せて紙による「地域情報誌出版」を決意した潟tューチャーリンクネットワーク・石井丈晴社長の経営報告を聞きました。
 石井氏はネット関連事業者も多く参加した例会の中にあっても、自社の実情をさらけ出し、自身の信ずる「社運をかけた戦略」を率直に語りました。その姿勢は、新規事業へのバイタリティに満ちた取り組みとあいまって、高い評価を生みました。例会開始に先立って、瀬尾副支部長による「ポイント解説」も行われました。

    創業の初心は「ITを使って元気で楽しい地域をつくりたい…」
 石井氏は、現在32歳。潟潟Nルートを経て5年前に創業。その想いは「生活に密着した地域の旬の情報を、その地域の人々に届けたい」。事業内容は、地域情報サイトの運営と、このサイトに「月1000円
であなたのお店のHPを掲載します!」。サイト開設と掲載店舗は首都圏全体に広がりましたが、採算
性・収益性に大きな問題があるといいます。

    浮沈をかけ紙媒体による「地域情報誌」発行にチャレンジ
 創業の志を達成し、現事業を発展させるため、過去5年間の総括を行う中で、自社の強み・弱み・資源
などを整理。その結果、「旬の地域情報とお店広告」を内容とする「地域情報誌」発行を決意。12月創刊
を予定して借り入れ・人材・資材・体制を準備しました。

    グループ討論でたくさんの意見・質問
 報告後のグループ討論では、「チャレンジ精神とバイタリティは心からエールを贈りたい。」「肝心の地域情報誌にインパクトを感じない。多くの既存タウン誌がある中で、これでいいのか。」「事業計画・収益計画など更に吟味すべき。」「社業の発展は大事だが、一人のお客様を本当に大切にする心が置き去りにされないように気をつけたい。」など、率直な議論が交わされました。 (写真左は報告する石井丈晴氏。右は参加者の皆さん。)   

<9月例会プレーバック>(概要報告) 2005.9.25

 「自社の客観的評価・分析」の最新手法を学ぶ
               講師:FDC総合研究所・山崎茂樹代表

    経営戦略の策定と推進に必須
  9月20日クロスウエーブで開かれた9月例会は、26名の経営者が参加し、「会社の通信簿の見方・初級編」と題して、FDC総合研究所・山崎茂樹代表(中小企業診断士・ISO審査員補)の講義を学びました。自社の経営を客観的に見つめ、問題点や課題を分析し、その対策や方向性を打ち出すための最新の思想と技術が簡潔に述べられ、参加者が自社課題を改めて振り返る貴重な機会となりました。司会は石井丈晴幹事長が行いました。

    企業評価・分析の新しい考え方…「バランス・スコアカード」
 山崎氏は、準備したプロジェクターで資料を映しながら、従来から行われている損益計算書や貸借対照表などの「財務諸表」を使った経営分析を@収益性A安全性B生産性C成長性などの面から詳細に触れ、そのポイントを解説しました。また最近の新しい考え方として、過去のデータのみではなく、なるべくライブな情報や非財務的要因などを取り入れた「バランス・スコアカード(BSC)」を紹介し、その重要性を話されました。

    日常の各種経営データの蓄積や問題意識が基本
 BSCは「財務の視点」は勿論、「顧客の視点」「業務プロセスの視点」「社内の学習と成長の視点」を持っていることや、BSC使った経営戦略策定・推進の具体的な道筋を解説した山崎氏は、「これらのプロセスには顧客管理など日常的な経営データの蓄積が欠かせないこと、また経営者がしっかりとした問題意識を持っていることが基本になる。」と述べました。

    会場から「自社のケースについて」質問
 質疑応答では「最近一つの会社を引き継ぐ事になったが、その会社について詳細を知らない場合、どう評価したらよいか」「社内外に対する自社のBSCの可視化はどうしたらよいか」など、切実で具体的な質問が出されました。 (写真左は報告する山崎茂樹氏。右は参加者の皆さん。)   


<8月例会プレーバック>(概要報告) 2005.8.11

   「ウチの自慢の商品を知って!」「私を採用して!」 

  8月9日フローラ西船で開かれた8月例会は、「第1回船橋サミット〜大プレゼン納涼会〜」と銘打ち、47名の支部内外の経営者や学生・他支部会員(習志野・八千代両支部長が出席)が参加する、大交流会となりました。参加者はビールを飲み、料理を楽しみながら、自社の営業案内を行い、 また県内中小企業に就職を希望する学生が「自己アピール」を行って盛んな拍手を受けていました。また、先月例会を取材した千葉テレビ鰍フ大林健太郎氏はプレゼンをかねて参加し、「放送を通じて企業発展のお役に立ちたい。」と挨拶しました。 参加者同士が情報交換を行い、今後の企業間ネットワークを築こうとするユニークな取り組みは、11月にも行われます。実行委員長の種村 剛氏は「今回参加できなかった会員企業も次回はぜひご参加ください。」と 呼びかけています。司会は石井丈晴幹事長が行いました。
  

          
写真左は挨拶する種村剛実行委員長。右は大プレゼン会場   

   
交流する参加者の皆さん。 右はプレゼンを行う武井秀樹氏(Fast Space社)。

 
「おもちゃをください!」と訴えた佐藤裕紀氏(早稲田大学)。
右は「私を採用して」とアピールした渡邊さやかさん(千葉商科大学)。


 「中国ビジネスの現状」を報告する溝口世士氏。
   右は新「エアコン丸洗いビジネス」社の西村直人氏。


<7月例会プレーバック>(概要報告) 2005.7.21

   「千葉キャリ」創業2年間の日々をリアルに… (有)TLC・種村剛社長

  7月19日クロスウエーブで開かれた7月例会は、20名の経営者が参加し、「想いだけでビジネスは成り立つか!」および「自社の採用活動」をテーマに、(有)TLC・種村 剛社長を招いて経営報告を聞きました。例会には千葉テレビのスタッフが訪れ、熱心に取材していました。 (翌朝同局のニュースで報道)会場は、創業期の苦労や試行錯誤を率直に語る種村氏へのアドバイスや励ましが次々と出され、更に自社のビジネスや人材の採用問題を改めて振り返る貴重な機会となりました。司会は小石太郎氏が行いました。

    中小企業と若者の役に立ちたい!
 種村氏は、大手損保会社などの職歴を経て2年前に「中小企業経営者の役に立ちたい」「目標を失いつつある若者にパワーときっかけを与えたい」との志を固めて(有)TLCを設立。千葉県内にターゲットを絞った「就職サイト」を立ち上げました。連日、企業訪問のアポイントを取るための電話かけを行う一方、新聞社に自社の業務内容や思いを積極的に伝える「プレスリリース」を、 機会あるごとに送り続け、新聞記事になるなど貴重な成果を得たと言います。

    自社で採用した社員の退職で大きな教訓
 一方で苦難と試行錯誤も続きます。売り上げを大きく圧迫する宣伝広告費。創業メンバーの退職。自社採用の社員の退職。こうした経験の中で、社員の生かし方・採用基準づくりなどの大切さに気づき、業務に反映させていきました。種村氏は「将来展望が感じられて、成長を続けられる企業こそが‘良い企業’」と言います。そして‘良い企業’になっていただくために あらゆる提案と努力を行うと共に、自己PRが下手な若者など求職者側にも多様な支援活動を強める計画です。

    会場から励ましとアドバイス
 グループ討論では「志を忘れずに行動していることは立派」「自分の採用体験と苦労を生かしていることは重要」などの評価が出された一方、「大手の‘千葉版’と言うだけでは難しいのではないか」「独自性・オリジナリティこそが必要」「自分の想いが、商品の中で本当に実現していてお客様に喜ばれているのか、ニーズとのマッチングの吟味が必要」「(有)TLCは 発展途上企業。もっと失敗せよ」「人材派遣などを含めたビジネスモデルとして更に発展させる必要がある」などのアドバイスが相次ぎました。種村氏は「感謝すると共に、公共機関への各種提案・提携ビジネスなどを含めて一層頑張りたい。」と決意を述べました。 (写真上段左は報告する種村剛氏。右は参加者の皆さん。下段は例会を取材する千葉テレビスタッフ)   

  



<6月例会プレーバック>(概要報告) 2005.6.22

   古山氏、「会社整理」を生々しく語る

  6月21日、クロスウエーブで開かれた6月例会は、32名の経営者が参加し、「会社整理。債務整理。事業転換の可能性を探る!」をテーマに、船橋ホンダ販売鰍フ古山典勇専務が生々しい体験を報告しました。船橋支部では過去にあまり取り上げられていなかったテーマでしたが、今年最多の参加者が集う迫真の例会となりました。 例会準備に当たって来た飛田宏紀氏(ユア・ブレイン(有))がコーディネーター兼司会を担当し、テーマに沿った奥深い内容を引き出しました。

    業況低迷・資金不足の中で苦悩した近年
 古山氏は、父親である社長が昭和37年に創業したホンダ車販売会社に同55年に入職。バブル期に向けて順調に業績を伸ばした事。平成に入ると、創業社長の方針によりカラオケ店経営にも乗り出した事。個性的な社長の下で、さまざまな‘ズレ’に葛藤した事などをつぶさに報告しました。 そして訪れたバブル崩壊と共に経営環境が激変。業績低迷の中で出先3営業所の順次売却・ホンダ本社への経営指導要請など、さまざまな取り組みを行いながら、ついに長年の「ホンダブランド」を脱却して苦渋の「会社整理」を決断するまでの、家族を含めた悩みと葛藤をそのまま率直に語りました。

    専門家の力を借りて、社員・家族を守りながらのソフトランディング
 古山氏は専門家・椛D井財産コンサルタンツ京葉の岩間貴之氏の力を借りました。補強報告に立った岩間氏は@どん底に追い詰められる前の正確な情勢判断・「バックギア」の時期判断こそ重要A情報の秘匿と公開の厳密な管理とタイミングB資産売却を含む綿密なスケジューリングなどについて、自己の青年時代の体験も含め、極めて質の高い報告をされました。

    「同友会の理念で照合しても立派な会社整理の事例」と会場から評価の声
 努力の結果、資産売却に有利な条件を生み出し、社員の再就職・自宅の確保・家族の再就職・カラオケ店や保険代理業の確保など「ソフトランディング」に成功しました。今回の事例報告は、貴重な示唆と教訓を多くの参加者にもたらしました。。 (写真上段左は報告する古山典勇氏。右は参加者の皆さん。下段右側は古山氏をサポートした岩間貴之氏)   

  



<5月例会プレーバック>(概要報告) 2005.5.18

   ‘毎月開催’支部例会スタート

  5月17日、クロスウエーブで開かれた5月例会は、22名の経営者が参加し、「強靭な会社とは何か?(有)草の実工房すずき印刷・鈴木宏治氏の実体験より大議論!」をテーマに論議を行いました。船橋支部ではこれまで県行事がある月は「振り替え例会」としてそこに参加し、支部独自例会は行っていませんでしたが、 先月の支部総会で「毎月支部例会を開催する」方針が採択された事を受けて行われたもの。新任の石井丈晴幹事長が司会を担当しました。

    「メーン取引先からの受注ストップで ‘瀕死状態’」抜け出す経過を報告
 鈴木氏は、先代社長により「一社に一存」した状態で印刷業がスタートした事。「職人的芸術家肌」の体質から、年商額にも及ぶ‘過大な’設備投資を行って高度な設備を備え、ネットなどの最新技術を取り入れていた事。依存していた取引先からの受注が止まり、突然の経営危機に陥った事。 営業強化とリストラにより会社維持を図った事。その際、‘過大’と思っていた高度な設備と最新技術導入の実績が大きな力になった事。現在は同業者との「横請け」関係を強め、「下請け」体質の強かった状況からむしろ「元請け」会社へと変貌している事 などをつぶさに報告しました。

    草の実工房って結構強靭!?
 報告に対しては「安定期になぜ営業強化をしなかったのか」、「リストラでは真の経営強化は出来ない。人材育成・モチベーション強化はどうしているのか」、「会社の将来像(中長期計画)をどう描いているのか」など鋭い質問が飛びました。一方「草の実さんって、かなり強靭な会社なのではないか」との感想も聞かれました。

    あなたの会社はどうか…! ストロングよりもフレキシブル?
 報告を受けて「会社の強靭さについてどう考えるか」、「強靭な会社にするためにどのような取り組みを行っているか」などをめぐって、集中的で実践的なディスカッションが続きました。あるグループでは「強靭な会社とは、経営者または組織が変化に対して常に柔軟に対応できる会社の事ではないか」との論議が進みました。 (参考として:ダーウインの進化論にいう「自然淘汰」とは、「強いものが弱いものを打ち負かす」ことではなく、「環境に適応したものが生き残り、進化を遂げる」とする学説であることが紹介された。) (写真上段左は報告する鈴木宏治氏。右は参加者の皆さん。下段は討論する参加者)   

  



<定時総会プレーバック>(概要報告) 2005.4.20

   総会大盛況 新年度活動への期待膨らむ

  4月19日、クロスウエーブで開かれた05年度船橋支部定時総会は、会外参加者10名を含む41名の経営者が参加し、総会・記念講演・懇親会を行いました。総会では金児隆幸支部長(再任)と石井丈晴幹事長(新任)を基軸とする新執行部が成立しました。

    潟tューチャーリンクネットワーク社長 石井丈晴氏が幹事長就任
 32歳の新幹事長・石井氏は、厳しい環境の中でこそ同友会運動の原点に立ち戻ろうと、「同友会3つの目的」を改めて紹介した後、@魅力的な例会の企画・開催A会の枠を越えた地域企業家(起業家を含む。)とのネットワークの構築B時代とニーズ変化に合わせたイベント開催 をコンセプトとした活動方針を提起しました。

    総勢24名の役員・副支部長4人の新体制
 金児支部長は新人3人を含む24名の役員体制を提案し、特に「副支部長を4人として提案と執行体制を強化したい。」と述べて、前記の活動方針と共に全会一致で了承されました。

    高橋美樹教授(慶応義塾大学)が「イノベーション」をテーマに記念講演
 高橋教授は講演のために作成した詳細な資料・画像を示しながら、中小企業経営の活路を「イノベーション(経営革新)」の視点からとらえ、その具体例・成功要因・学習と「社外知」活用・経営革新と「信頼」など、新鮮な切り口で研究内容や持論を展開。特に開発力や販売力の小さな中小企業にとっては「こんな商品・サービスが出来るシーズ(技術力)がある」 という視点ではなく、「本当にそのようなニーズが存在しているのかという視点を持って、ニーズそのものを見極めることが大切」と話されました。講演内容に対してはたくさんの質問が出され、問題への関心の高さが示されました。また懇親会にはほとんどのメンバーが参加し、熱い交流とディスカッションが続きました。 (写真上段左は提案する石井幹事長。右は参加者の皆さん。下段は講演する高橋美樹教授)

 

 


<3月例会プレーバック>(概要報告) 2005.3.19

 地元企業・商店を支える「街づくり」の大切さ実感

  3月18日、クロスウエーブで開かれた3月例会は、八千代支部会員を含む20名の経営者が参加し、「船橋の変化と地元企業の活路」をテーマに学びあいと交流を行いました。司会は広報委員長の人見邦良氏が行いました。

    椛D福社長 篠田好造氏が報告
 船橋市湊町生まれの篠田氏は、今から8年前の43歳の時、大正10年創業の海苔・お茶卸小売業椛D福の社長を先代から引き継ぎました。大きな消費地を持つ船橋での海苔商売は、「恵まれていた」と言えるほど順調でしたが、昭和40年代に入って 西武デパート・パール地下街・ヨーカドーなどの大型店進出が続くようになると、状況が一変したといいます。40年代後半からは市内中心部にある地元商店街の不振が顕著になりました。同社は@1帖80円から2000円までの専門店ならではの品揃えA販売統計の分析による売れ筋商品の開発B店員教育の徹底C大型店内への出店 DラジオCMなどによるブランド力強化などの戦略で対応しています。

    「まち」が繁栄してこそ…
 篠田社長はこの過程の中で青年会議所・商店会・商工会議所・法人会などの活動に積極的に関わるようになり、その要職を歴任しています。「このままでは商店も商店街ももたない。」と直感し、「街づくり」の大切さを実感したからです。@地域の景観や大小の商店を共に生かす回遊性のある街づくりA全天候型のアーケードの設置 B24時間営業など利便性のみを追求する商法の見直しC「まちづくり三法」の見直しD「まちづくり・産業振興条例の制定」 などの重要性を熱く訴えました。

      既成の枠組み超えた新たな運動を
 参加者からは「高齢化が進む今こそ地元商店街の重要性が高まるチャンス。」「地元で買いましょうキャンペーンを。」「企業・商店街だけの既成の枠組みでは行政は動かない。住民との連携を強めてパワーアップを」などの積極的な意見が飛び出し、同友会船橋支部としてのアクションを考えていく上で大きな示唆を受けた例会となりました。 (写真左は報告する篠田氏。右は参加者の皆さん。)

 



<2月例会プレーバック>(概要報告) 2005.2.16

 噛盛の「多機能商社化で業績拡大」支えるIT化戦略に参加者感嘆!

  2月15日、クロスウエーブで開かれた2月例会は、新入会員を含む24名の経営者が参加し、「中小企業のIT化」をめぐる学びあいと交流を行いました。司会はIT委員会所属の神田眞弓氏が行いました。

    噛盛社長 馬淵野炎氏が報告
 貿易商社出身の馬淵氏は、18年前に紙製品・産業用資材などの販売商社・噛盛を創業。「1円でも安く販売し、1円でも多い利益を出す為には、業務のIT化が不可欠」と心を固め、社運をかけたIT化に取り組みました。 シャープのワープロ「書院」による請求書作りを皮切りに、会計・販売管理・ネットを活用した受発注システム構築など、15年にわたるIT化のプロセスを詳細に報告されました。

    「教訓」七か条
 馬淵社長はこの教訓を次の7項目に整理され、例会参加者に示しました。@社長自身が本気になる。(人任せにしない。)A社内のワープロ・表計算・データベースなどのリテラシー(読み書き)能力が大切BIT化の目的の絞込み・明確化C 社内業務処理の標準化DIT業者との良好な関係構築E自社の身の丈にあったIT化目標の設定F3〜5年後の状況予測を踏まえた計画推進

      切実な質問相次ぎ、討論深まる
 第2部はパネラー3人(古山典勇氏・飛田宏紀氏・種村 剛氏)を交えた全体交流。「コストは?」「勉強の仕方は?」「具体的な障害や成果は?」「商社経営のコンセプトは?」など、鋭い質問が相次ぎ、馬淵社長と3人のパネラーがそれぞれ自分の 専門分野から丁寧に答えました。瀬尾副支部長は「まとめ」の中で、「本気の馬淵社長に会社経営そのものの原点を教えられました。」と述べ、謝意を表明しました。 (下の写真上段は報告する馬淵氏と抜群の司会力量で例会内容を深めた神田氏。下段はパネラーと参加者の皆さん。)


<05新年合同例会プレーバック>(概要報告) 2005.1.19

 2005習志野支部との合同例会盛況(42名)!「瀬尾経営の本質聴く」

  1月18日、クロスウエーブで開かれた新年例会(1月例会)は、習志野支部の仲間10名を含めて42名の経営者が参加し、新年から熱心な学びあいと交流を深めました。司会は石井丈晴氏が行いました。

    潟Zオサイクル会長 瀬尾正忠氏が報告
 首都圏を中心に自転車販売店76店舗を展開し、160人のグループ企業のリーダーとして活躍している瀬尾氏の報告は、短い時間にもかかわらず極めて緊張感と内容が詰まった例会になりました。第1部 創業の経緯・店舗展開 第2部 時代変化への対応と今後の展望 の順序で報告されましたが、 途中で司会の石井氏によって適切な「質問」がなされ、「瀬尾経営」が鮮明になっていきました。

    「規模拡大」は企業の目的ではない
 祖母の「職商人(しょくあきんど)になりなさい」というアドバイスを受けて、自転車小売業を選んだ事・売り上げ向上を図るには店舗を増やす必要があったこと・社員の独立によってこれを実現し、「同じ釜の飯を食ったもの」だけでグループを形成していった事・自身が経営する同族会社と、力をあわせて つくる「非同族会社」を明確に区分した事・自転車好きな若者を専門誌などで募集し、「お客と地域への貢献を自身の喜びとする家族的楽しさ商売」を進めていることなどを報告した瀬尾氏は、「大きくする事を企業目的にしておりません。」と名言しました。

      見事な時代変化対応策
 スーパーなどの自転車安売りへの対応・少子高齢化への対応なども、明確な方針で乗り切っています。(広報紙かけはしで詳報)参加者からは後継者育成・社員教育・店舗展開・市場変化対応などに関する切実な質問が続出し、これは続いて開かれた新年交流会にまで引き継がれました。まさに「学び初め」にふさわしい新年例会になりました。 (下の写真は報告する瀬尾氏と参加者の皆さん。)


<12月忘年例会プレーバック>(概要報告)2004.12.22

  2004忘年例会に24名が参加・支部の新ホームページお披露目…

  12月21日、西船・長太郎飯店で開かれた支部忘年会(12月例会)は、八千代支部から駆けつけてくれた大久保支部長を含めて24名の経営者が参加し、熱い交流を深めました。司会は和田幹事長が行いました。

    支部ホームページの使い方説明
 支部ホームページの制作に当たったIT委員会から古山委員長が「みんなで活用しましょう」と挨拶。引き続いて石井丈晴氏が具体的な使い方を説明しました。特徴として会員情報を携帯電話からも検索できるため、電話帳代わりにもなる事や、 自社情報を支部ホームページに載せてほしい場合は、FAXでも受け付ける事などが紹介されると、会場には歓声が沸きました。(FAXは047−495−0625石井宛・メールはishii@futurelink.co.jp)

    支部ホームページをフル活用し支部と地域を発展させよう!
 金児支部長はこれを受けて「会員同士の情報交流を一層高めてビジネスチャンスを広げ、地域への働きかけを飛躍的に強めて支部と地域を発展させよう」と力強く訴えました。

      にぎやかな交流、遅くまで
 このあとは新人紹介・参加者スピーチから歌声まで、来年のお互いの健闘を願う交流の輪が続きました。(下の写真はホームページの説明を聞く参加者の皆さん。)

 


 <11月例会プレーバック>(概要報告)      2004.12.2

     2004経営研究集会に498名が参加…
   飯島一雄氏が経営指針作りの実践報告(第1分科会)

  11月26日、幕張プリンスホテルで開かれた経営研究集会(11月例会)は、全県から498名の経営者が参加し、熱心に学び討論しました。集会には堂本暁子知事の挨拶をはじめ、千葉県庁の政策担当者も分科会に参加して報告と討論を行いました。

    専門委員会が分科会を担う
 10月例会報告者の飯島一雄氏(島一商事)は「経営指針作り」の実践経過を生々しく語り、参加者の期待にこたえました。 今回の経営研究集会は、専門委員会が分科会のテーマ選定や運営準備に大きな力を発揮し、内容を深めました。また県などの行政とも一層の連携が深まりました。当日入会者は1名でしたが、12名の会外の経営者がゲスト登録となるなど、 来年7月の全国総会招致に向けて貴重な経験を集積した集会になりました。



 <10月例会プレーバック>                 2004.11.

     “地域の台所“の機能とぬくもり守り続けて…
   「商いの原点」示した飯島一雄氏の食品スーパー経営報告

  10月26日、フローラ西船で開かれた10月例会は、食品スーパー経営に新境地を見せる(有)島一商事の社長・飯島一雄氏を招き、「地域づくりとネットワーク」をテーマに経営報告を聞きました。他支部からの会員を含む23名が参加しました。

    農業が嫌で食品スーパー開店

  飯島氏は、農業の両親が苦労する 姿を見て育ち、他の職業に付きたいと切実に思うようになったとのこと。当時‘船橋のチベット’と言われた市北部の小室町団地内で、27歳の時小規模食品スーパーを開店。見よう見まねの店作りと経営を無我夢中でしてきたといいます。

    商圏に続々とスーパーが進出

  しかし、間もなく周辺の人口が激増し、これに伴って大手・中堅のスーパーマーケットが続々と進出。経営は売り上げの大幅ダウン・社員のモチベーションや接客マナーの低下・社員の激しい入れ替わりなど、経営の危機にさらされます。「やめようか」とさえ思う日々の中で、飯島氏を支えたのは、家族と真面目な社員・店に通い続けてくれるなじみのお客様でした。「この人たちのために頑張る」…飯島氏は腹を固めました。   中小の食品スーパー事業者自らが協力して作ったボランタリーチェーン「全日食」との連携も強め、経営の建て直しにまい進します。

    同友会の「経営指針セミナー」で多くの気づき

  この時期に同友会の「経営指針セミナー」の呼びかけに出会い、思い切って参加。「何のために経営しているのか」、「食品スーパーの存在意義は何か」、「会社をだめにしているのは社長自身」など、仲間からの鋭い指摘に多くのことに気づかされたといいます。

    自分の変化に連れて、社員も変化

  「社員を常に監視していた」自分が、経営者と社員との価値観の違いに気づき、「すりあわせを大切にし、ベクトルを合わせる」努力を始めると、社員に少しずつ変化が現れました。自己中心的な社員が全体を考えるようになり、「何をしなければならないか」を発言し始めたといいます。

    地域の台所の役割とぬくもり

  現在、西船橋と夏見にも店舗を展開。安全・安心の商品とサービスを実現するため、地域の豆腐・せんべい・農産物の生産者などとのネットワークを築こうとしています。   特に力を入れるのは、高齢化したお客層への対応。手作り食の提案・没後清算方式によるサービスの提供・電気/造園/エクステリアなど高齢者の幅広い生活要求への対応などに事業展望を感じるといいます。

    今こそ同友会のネットワークを生かそう

  飯島氏は最後に「船橋を人が住み続けたい魅力ある街にする上で、同友会やその異業種ネットワークがもっと何かできるのではないか」と、船橋支部が何らかの地域展開の端緒を開くよう提起しました。   地域にとって‘毛細血管’のようなきめ細かさとぬくもりを持つ食品スーパーの経営を行う飯島氏の経営報告と問題提起は、参加者に大きなパワーと示唆を与えてくれました。                           (広報委員会 人見記)